授乳中でも、量とタイミングさえ気をつければ、カフェインを飲んでも大丈夫です。目安は1日200〜300mgほど。この記事で、その理由とコツをお伝えします。
「コーヒーが好きなのに、授乳中は我慢しなきゃ…」
そんなふうに肩の力が入っていませんか?
実はちゃんと付き合い方さえ知っていれば、そこまで神経質にならなくても大丈夫なんです。
今日は、そのあたりをあなたと一緒に整理していきますね。

そもそも、授乳中にカフェインが気になるのはなぜ?
あなたが飲んだカフェインは、血液を通って母乳にも少しだけ移ります。
量としてはごくわずかで、摂取量の1〜10%程度と報告されています。
でも、ここでポイントがひとつ。
赤ちゃんの肝臓は、まだカフェインを分解する力が弱いんです。
赤ちゃんの代謝はゆっくり、って本当?
新生児のうちは、カフェインが体に残る時間が50〜100時間ほどともいわれています。
だから、月齢が低いほど、量とタイミングへの気配りが大事になってきます。
成長とともに代謝は早くなっていくので、ずっと同じではありませんよ。
「今だけ気をつければいい」と思うと、少し気持ちが軽くなりませんか?
授乳中のカフェイン、1日の目安量ってどれくらい?

日本の厚生労働省は、妊娠中・授乳中のカフェインについて、独自の上限値を定めていません。
そのかわり、海外機関の基準を紹介するかたちで注意をよびかけています。
主な目安は、こんな感じです。
- 欧州食品安全機関(EFSA):1回200mg以下・1日200mg以下
- 世界保健機関(WHO):コーヒーで1日3〜4杯程度
- カナダ保健省:1日300mg以下
迷ったら「1日200mg」を目安にすると、いちばん安心できるラインです
コーヒーで換算すると、何杯まで?
レギュラーコーヒー1杯(約150ml)には、だいたい100〜140mgのカフェインが含まれます。
つまり、200mgを目安にすると、コーヒーはマグカップ1〜2杯程度が現実的なラインです。
紅茶や緑茶にもカフェインは入っているので、1日トータルで考えるのがコツですよ。
授乳中にカフェインを摂るときの、ちょっとしたコツ
カフェインの血中濃度は、飲んでから30分〜2時間でピークになります。
だから、授乳の「直前」ではなく「直後」に飲むのがおすすめです。
次の授乳までに、少しずつ濃度が下がっていってくれるからです。
- 授乳の直後に飲む(直前は避ける)
- 1日のトータル量を意識する(飲み物・チョコレートも含めて)
- 赤ちゃんの寝つきや機嫌をこまめに観察する
もし飲んだあとに赤ちゃんがいつもより興奮していたり、寝つきが悪いように感じたら。
その日は少し控えめにしてみる。
それくらいのゆるさで、ちょうどいいと思いますよ。
あなたも赤ちゃんの様子、なんとなく気になっていませんか?
それでも心配なときは、「デカフェ」という選択肢も

そもそもデカフェとは、コーヒー豆からカフェインの90%以上を取り除いたもの(全日本コーヒー公正取引協議会の基準)を指します。
「デカフェ」や「カフェインレス」と表示されていても、微量のカフェインは残っています。
完全にカフェインがゼロの飲み物がほしい場合は、「ノンカフェイン」と表示されたハーブティーなどを選ぶのが確実です。
ここ、意外と混同しやすいので気をつけたいポイントです。
「デカフェ」と「ノンカフェイン」は、実は別ものです。
コーヒーの香りや味を楽しみながら、カフェイン量だけを減らしたい。
そんなときは、デカフェコーヒーがぴったりの選択肢になります。
デカフェ製法「スイスウォーター」「マウンテンウォーター」「CO2」結局どれがいい?プロが教える安全性と味の違い
製法によって、味わいや価格も変わってくるので、あわせてチェックしてみてくださいね
デカフェ、ノンカフェイン、カフェインレスの違いは?体に優しいコーヒーの選び方
カフェイン99.9%カット8選&ゼロ1選!安心して飲める美味しいデカフェコーヒーまとめ
こんなときは、医師や助産師に相談を
赤ちゃんの寝つきが極端に悪い、ぐずりが続く、いつもと様子が違う。
そう感じたときは、カフェインだけが原因とは限りません。
気になる場合は、迷わず医師や助産師さんに相談することをおすすめします。
とくに、早産児や新生児期の赤ちゃんは、カフェインの影響を受けやすいとされているので、より慎重に考えたいですね。
カフェイン過敏症の人がデカフェを選ぶときの注意点|製法・残留量・選び方を解説
「コーヒーをやめたくないけど、赤ちゃんのことも大事にしたい」
その気持ち、すごくよくわかります。
デカフェという選択肢も知っておくと、心の余裕が生まれるかもしれません。
気になる方は、下の記事もあわせてのぞいてみてください。
・授乳中のカフェインは、1日200〜300mgが目安(コーヒー1〜2杯程度)
・飲むタイミングは「授乳直後」がおすすめ
・赤ちゃんの寝つきや機嫌をこまめに観察する
・「デカフェ」と「ノンカフェイン」は別もの。表示をよく確認する
・気になる様子があれば、自己判断せず医師・助産師に相談を
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療的な診断・アドバイスに代わるものではありません。心配な症状がある場合は、必ず医師にご相談ください。
参考:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A」/欧州食品安全機関(EFSA)/カナダ保健省


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