「コーヒーが好きなのに、妊娠中は我慢するしかない…?」そんな不安、ありませんか?
結論から言うと、カフェインは1日200mgほどが目安。ゼロにしなくても、デカフェを味方にすれば大丈夫です。
そもそもデカフェとは?カフェインレスとの違い
デカフェ(decaffeinated、カフェインを取り除いたコーヒーのこと)とは、コーヒー豆からカフェインを取り除いたコーヒーのことです。全日本コーヒー公正取引協議会の基準では、カフェインを90%以上除去したものを「デカフェ」「カフェインレス」と表示できます。
つまり、完全にカフェインがゼロというわけではないんです。ここ、意外と知られていませんよね?
デカフェは「カフェインゼロ」ではなく、微量のカフェインが残る場合があります
一方、「ノンカフェイン」は原料そのものにカフェインを含まない飲み物のこと。たんぽぽコーヒーなどがこれにあたります。デカフェとノンカフェインは、似ているようでまったく別物なんです。
デカフェ、ノンカフェイン、カフェインレスの違いは?体に優しいコーヒーの選び方
妊娠中のカフェイン摂取量、目安はどのくらい?
海外機関が示す目安
気になる目安量、実は国や機関によって少しずつ違うんです。
- 世界保健機関(WHO):コーヒー1日3〜4杯程度、または1日300mgを超えないよう注意喚起
- 欧州食品安全機関(EFSA)・英国食品基準庁(FSA):1日200mgまで
- カナダ保健省:妊娠中・授乳中・妊娠を予定している女性は1日300mg未満
(出典:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」)
日本ではどう考えられている?
日本には厚生労働省が定めた明確な数値基準はなく、海外の基準を参考にしながら注意を呼びかける形になっています。日本助産学会のガイドラインでも「控えることが勧められる」とされていて、統一の数値までは示されていません。ただ、産婦人科での指導としては、1日200mg前後、コーヒーなら1〜2杯程度を目安にするケースが多いようです。
カフェインが体と赤ちゃんに与える影響
妊娠中は、カフェインを分解する力が妊娠前よりゆっくりになります。だから、同じ量を飲んでも、体に残る時間が長くなりやすいんです。
- カフェインには血管を収縮させる作用があり、胎盤への血流が減ることがあると考えられています
- 1日300mg以上の摂取は、低出生体重児のリスク上昇と関連していると報告されています
- カフェイン摂取量が増えるほど、自然流産のリスクが高まったとする研究報告もあります
- 妊娠中は代謝が落ちるぶん、同じ量でも影響を受けやすくなります
とはいえ、「絶対にダメ」というわけではありません。量を意識して付き合えば、過度に心配しすぎる必要はなさそうです。体調に不安がある場合や持病がある場合は、自己判断せず医師への相談をおすすめします。
完全に断つ必要はないけれど、量への意識は大切です。
デカフェコーヒーが妊娠中の強い味方になる理由
「コーヒーの香りは楽しみたいけど、カフェインは心配…」そんなあなたには、デカフェがぴったりです。
選ぶときにチェックしたいポイント
- 製法をチェックする(スイスウォータープロセス〈水を使ってカフェインを除去する方法のひとつ〉やCO₂抽出法〈二酸化炭素を使ってカフェインを取り除く方法〉など)
- カフェイン除去率の表示があるか確認する
- 信頼できるメーカーのものを選ぶ
デカフェ製法「スイスウォーター」「マウンテンウォーター」「CO2」結局どれがいい?プロが教える安全性と味の違い
注意しておきたいこと
デカフェでも、微量のカフェインは残ります。1日に何杯も飲むと、思ったより摂取量が増えてしまうことも。トータルの量を意識しておきたいですね。
デカフェも「飲み放題」ではなく、トータル量を意識しましょう。
デカフェコーヒーの選び方に迷ったら、こちらのおすすめ記事も参考にしてみてください。
デカフェコーヒー(粉)おすすめ5選【2026年版】味・製法で比べてみた
コーヒー以外にも注意したい、カフェインを含む飲み物や食品
コーヒーを控えても、他の飲み物でカフェインを摂りすぎてしまうことがあります。100mlあたりの目安量は、次のとおりです。
- 紅茶:約30mg
- 緑茶:約20mg
- ウーロン茶:約20mg
- コーラ:約10mg
- カカオ70%台のチョコレート:100gあたり約55mg
トータルで考える習慣をつけておくと、安心して過ごせますよね。体調に不安があるときや持病があるときは、自己判断せず医師に相談することをおすすめします。
・デカフェは「カフェインゼロ」ではなく、90%以上除去したコーヒーのこと
・妊娠中のカフェイン目安は1日200〜300mg(コーヒー1〜2杯程度)
・過剰摂取は低出生体重児や流産のリスクとの関連が報告されている
・デカフェを選べば、香りや味を楽しみながらカフェイン量を抑えられる
・不安なときは医師に相談するのが安心
※本記事は公的機関の情報をもとに作成していますが、カフェインの影響には個人差があります。体調に不安がある場合は、かかりつけの医師にご相談ください。






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